FAL・L1A1にはこの手のライフルには珍しい、ガス量調整用のレギュレーターが付いています。 使用する弾(火薬量)に合わせ、レギュレーターを調整する事で、作動部分(ボルト・レシーバー等)への衝撃を 均一に出来ます、ピストン部の分解も簡単で、射撃後のクリーニングは簡単です。
しかし、耐久性を考えると、レギュレーター調整に加え、レシーバー受け部に、ゴム性のバッファーは 欲しいところです。標準ではバッファーは付いていませんが、アメリカでは市販されております。 写真のL1A1にはゴムで自作したバッファーが入っています。
L1A1の特徴の一つにトリガーガードがあります。
L1A1系のトリガーガードは、グリップ中央のねじを外す事で、グリップ内部に収納が可能です。 これは、冬の寒い時に手袋をはめたまま、トリガーが引ける様に、考えられているのです。 FAL系はこの様な構造では無い為、トリガーガードの収納は無理です。
このL1A1は50ヤードで、テニスボール程度のグルーピングです。立射で空缶倒しを楽しむ程度の精度でしょう。
マッチバレルでは無いので、精度は落ちますが、軽い事もメリットとなります。
日本では"FAL"系の狩猟用ライフル SAR-4800を、たまに見かける事があります。