復刻版"AR-10"です。口径:7.62mmNATO(.308WIN)、Knight's Manyfacturing社の
SR-25に対抗するモデルです。初代AR-10とはチャージングハンドルの位置が違います。
初代AR-10は、キャリングハンドル内に、チャージングハンドル(ちょうどトリガー形状)が付いていますが、
復刻版はM16と同様に、キャリングハンドル後方のT字型チャージングハンドルとなっています。
最近はオリジナル同様のキャリハン中にチャージングハンドルがあるタイプも発売されています。
この銃は、96年4月のSHOT-SHOWで発表されています。
正式名称"ARMA LITE "AR10(T)"
(95年末にはアーマーライト社のカタログに掲載されていました)
アメリカでは、雑誌「SURVIVAL GUIDE」や「GUNS & AMMO」(各96.8月号)で
テストレポートが紹介されています。
どちらの雑誌も、スコープではなく、脱着式のキャリングハンドルを付け、
オープンサイトでレポートしています。
200YDSで2インチ程度のグルーピングです。
キャリハンには、精密射撃にも使用可能な、しっかりしたサイト
(フロント:ポストサイト、リア:ピープサイト)が装備されテストレポートされていました。
左の標的は、100mの距離で、ハリスのバイポットを使用し、プローンで5発撃ち込みしたものです。 グル−ピングは、1/2インチにほぼ近い線まで出ています。 10倍のスコープで、この標的では、限界かもしれません、さらに火薬量・弾頭を調整し ベンチレスト用の標的を使用し、ワンホールにチャレンジしてみたいものです。(^_^;)
自動銃ではHKのPSG-1が1番精度が良いと思われていますが、AR-10(T)もそれに負けない力を秘めています。
AR-10(T)は2ステージトリガーを採用しており、PSG-1のトリガーシステムより優れています。
カリフォルニアSWATでは、このAR-10(T)をチューンし、採用しています。
・上のAR-10(T)には、NAVY-SEALSがTASCO社に特注した、スコープが乗せてあります。
このスコープは、10倍 X 42mm、Mil-Dotのレティクルを採用し、チューブ径30mmで3ノブ(左右・上下の調整と、フォーカス調整ノブ)仕様、
なんと20m防水のスナイパースコープです。
また、軍用仕様のため、製造会社(TASCO社)の刻印や生産国(JAPAN)の文字は、ありません。
日本では、6本のみが市場に出たと言う話を聞いていしたが、最近TASCO-JAPANでこのスコープを売り始めました。
また、AR-10も日本の銃砲店で、AR-10(T)・AR-10A2・AR-10A4の3タイプが発売されました。
(T)のターゲットモデルは、24インチ銃身です。キャリングハンドルが着脱式の為、 スコープを乗せてもチークピースの高さはバッチリ合います。北海道等での長距離 猟用に最適です。 しかし日本では、ステンレスバレルしか販売しない為、残念ながら銃身は銀色です。
A2モデルは、20インチ銃身で外見はM16と同じです。 このタイプには、308口径の他に243口径があります。 銃本体は(T)と比較すると軽く、通常の大物猟に最適です。
A4モデルは、キャリングハンドル&フロントサイトが着脱式である事を除いては、 A2モデルと同じ内容です。スコープを乗せる場合には、このモデルが最適です。
M16の223弾頭では、猟にはパワー不足ですが、308を使用し、命中精度の高いAR-10は 大物猟には最適です。